耐えられない症候群

多くの人がそうですが、嫌な出来事や辛い出来事に直面すると、
「もう耐えられない！我慢できない！」と言いたくなることがあります。

でも、たいていの場合、実際には耐える事も我慢することもできています。

そのことが原因で死んでしまうということは、まず無いのではないでしょうか？

仕事や愛を失う事が耐えられないという場合、
それを失う事で、その後一生幸せになれないということがあるでしょうか？

たとえ、仕事や愛を失ったとしても、また新しい仕事や愛を見つければ、幸せになる事ができるはずです。

自分で思い込むことで、自分自身を不幸にし続けることはできますが、
それをする必要などどこにもないのです。


確かに悪い事は繰り返し起きます。
でも、あなたはそれに対処したり、他の満足を得る方法を探す事を選べます。

また、「耐えられない！」と言いつつ、その状況に留まって自分を苦しめ続けることも選べます。

改善の努力を続けていれば良くなったはずの状況を、やめてしまうことも選べます。

すべては、あなたの選択次第なのです。


自分自身を納得させ、耐えられないことなどほとんど無いのだと言い聞かせる事ができれば、
その状況の中で良い側面を見つけ、楽しむ事ができるようになります。

自分が変えることの出来る逆境は、変えていこうと決意し、
変えられないことは冷静に受け止め、時にはそれを楽しむくらいの心意気を持つことです。

この一風変わった冷静さは、あなたの人生をあざやかに彩ってくれることでしょう。

自分が思い込まない限り、最悪はない。

ほとんどの場合、人生とは苦難の連続です。

ゆりかごから墓場まで、何百・何千という苦痛・いらだち・病気・争い・経済的苦難・拒絶・非難・阻害・偏見等に見舞われます。

人生において、本当に困難なことや、重大な問題は、しばしば起こります。

自分の望みが絶たれ、嫌なことが実現してしまいます。


ですが、ここで考えていただきたいのは、
苦難を経験した人たちが、すべて同じように苦悩する訳ではないという事です。

すべての人が悪い出来事を、最悪だと考えて状況を実際よりも悪く考える訳ではありません。


多くの場合、人は自分にとって不都合な状況を実際以上に悪く考えて、苦しみを大きくしています。

おそらくそれは、遥かな昔、常に緊張していなければ生き残れなかった時代の名残りなのでしょう。
原始の時代には、生き残るために、恐れを大きく捉える事で危険を察知していたはずですから。

このような本能による「恐れの拡大解釈」は、生き延びるという点では有効かもしれません。

ですが、それは「命が助かる」だけであって「幸せな生存」にはつながりません。

幸せな生存を望むのであれば、非常に悪い状況を、さらに悪化させて考えないことが必要です。

もちろん、そのような考え方を身につけるのは、簡単なことではありません。
ですが、不快な出来事を受け入れ、同時にそれを変えていく努力を続ける事で身につけることができます。

まずは、「最悪」とか「ひどすぎる」などの言葉は使わないようにし、
自分が思い込まない限り、最悪なできごとなどないのだと自分に言い聞かせてみましょう。

それを繰り返していくと、だんだんと最悪だという捉え方をしなくなります。
たとえそう捉えてしまっても、単なる悪い状況なのだと、素早く考え直すことが出来るようになります。

そして、本当の逆境に見舞われたときでも、いらだちやがっかりといった感情を感じることはあっても、
状況を改善しようという力が湧いてくるようになるのです。
 

夢分析してみる。

今朝、またまた気になる夢を観ましたので、夢分析してみました。

昔はあまり夢は覚えていない方だったのですが、
催眠で潜在意識が活性化しているせいか、やたら夢をよく観るようになりました。

以下、夢のお話です。

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神社のある森の一角に、木々の間に壁を作って家として住んでいる。
ホームレスという訳ではなく、理由があってこのようなところに住んでいるようだ。

ここは結構広いため、ヒプノセラピーのイベント等も行なえる。
今回行なわれているイベントもそうしたイベントのひとつで、僕のヒプノの先生も参加して下さっている。

僕は、ヒプノセラピーの個人セッションの予約があったので、個室でクライアントさんのカウンセリングをしている。
僕の誘導を見学したいということで、クライアントさんの了承を得て同席している男性がひとり。
かなりのイケメンで、インテリの皮肉屋っぽい感じ。

誘導を始めてしばらくすると、気になる場面がでてきたので、そこをもっと掘り下げようとすると、
イケメンが僕を止める。

僕の誘導が気に入らなかったらしい。
見学者に途中でダメ出しされて、カッとなって口論を始める。誘導中にもかかわらず。
（あくまで夢のお話です・・）

激しい口論の末、イケメンは怒りながら出て行ってしまった。


誘導を終えて、怒りの気持ちが収まらないまま、別室でホームページ&ブログを書いている。
そこに後ろからカミさんが声をかけてくる。

「この文章、どういう意味で書いてるの？」

これこれこういう意味だよ、と説明すると、
カミさんが少し怒り気味で、「あんたは解放のプロセスが分かってない！」と言う。

「解放のプロセスってなんだよ？」
僕はカミさんに問いかける。カミさんが言葉を発しようとしたところで目が覚めた。

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目が覚めたのが朝の5時。

もう、続きの言葉が気になって気になって、現実のカミさんに聞いてみたら怒られました（笑）

しかたがないので、夢分析をしてみることに。

〇神社で言葉きく：その言葉で道が開ける。問題解決のヒント。
〇争い：自分の内面が整っていくプロセス。変化の前兆。
〇先生：知識や経験。新しい研究過程。
〇仕事（忙しい）：ある状況への挑戦。気力の充実。金運アップ。
　　　　　　　　　　　能力を買われて高い地位に引き上げられる予兆。


前回もそうでしたが、夢から受ける印象や感情の割には吉夢のようです。

どうやら、カミさんに言われた「解放のプロセス」という言葉が大きなカギのようです。
これを研究し、知識や経験として身につけた時、大きな変化が訪れそうです。

意味が分からないことが多い夢ですが、今回は具体的な言葉を受け取っていますし、
これを活かして、自己成長へとつなげられるようにがんばります。

他者を無条件で受け入れる

あなたは、誤りをおかす可能性をもっています。時にはとんでもないことをしてしまう事もあります。

それは他の人もみんなそうです。
他の人は、しばしばあなたに対して、嫌な事、不愉快な事、不公平なことをします。

なぜでしょうか？

人は大抵自分の行動を「悪い」とは考えません。
あなたが理不尽な扱いを受けるのを「当然」だと思っています。
時に他者は、自分の誤りを認めながらも、その誤りをおかし続けます。

ここで、あなたの心の中に非合理な思い込みが生まれます。
「彼らは絶対にそのような行為をするべきではない！」と。

あなたが人の行動に不満を持つことはあなたの自由です。
他の人の行動がいやなら、好きなだけ嫌がって下さい。

ですが、彼らに親切な良い行動をとることを要求してはいけません。
また、彼らの嫌な行動を理由に、彼らの人格全体を非難しないことです。

彼らを人間として受け入れ、「罪」を忘れなくてもいいですから「罪人」を許してください。


怒りは自己満足をもたらすので、克服するのが非常に難しい感情です。
怒りによって、相手を非難し、低めることで、感情の上で相手のの上に立つことが出来るからです。

ですが、それはあなたの「弱み」の現われにすぎません。

怒りによって、独断的になり、抑制が効かなくなり、衝動的になります。
怒りによって、良くない判断をしたり、時間とエネルギーを無駄にし、友人や愛する人を失います。
怒りによって、過度のストレスや高血圧、消化器系疾患、心臓疾患などで健康を損なうこともあります。
怒りによって、効果的な問題対処や、計画立案、成功を目指すなどの建設的な欲求が妨害されます。

また、他の人を非難すると、相手の人は傷つき、あなたへの愛情や協力の気持ちが無くなります。
怒りのお返しをしようとし、あなたに反抗しようとします。


怒りをなくし、他者を無条件に受容することは、
あなたの人生を大きく向上させるような、深みのある心の変化を伴います。
あなたが、自分で自分の感情を創りだし、コントロールし、理解できるようになります。
そうして、あなたは人生の運転席に座ることができるのです。

どうか、他者を受け入れようと努力し、それを達成して下さい。
練習を繰り返すことで、自動的に行なう事ができるようになります。

するとあなたは、怒らずに考え、感じ、行動することが簡単になります。
あなたは明確に自分をコントロールできるようになります。
自分自身に平和をもたらし、思うようにならない世の中で、平静でいられるようになるのです。

無条件の自己受容

自分自身を受け入れる、自分を愛する、いわゆる「自己受容」には、2つの種類があります。

ひとつが「条件付き自己受容」。
もうひとつが「無条件の自己受容」です。

条件付き自己受容とは、なにかが上手くいったり、成功した時、人に認められたり、役に立てた時に、
自分自身を受け入れられる、認めてあげられるというものです。

この、条件付き自己受容を繰り返していると、
「これが出来たからOK。これが出来なかったらダメだ・・」と、
その条件を満たす事ができないと、自分は価値の無い人間だと思い込むようになります。

例え条件を満たす事ができても、条件を満たし続けていける保証など、どこにもありません。
どんなことでも、失敗する可能性は少なからず付きまといます。

そのため、条件を満たす事にやっきになり、心配ばかりするようになります。


これは、人が陥りやすいとても大きな罠です。


この罠から抜け出すためには、
自分自身の存在とその人間性を評価することを一切止めることです。

自分自身を良いとか悪いで判断せず、
「私は今、生きている。そして人間である。それだけで価値があり、承認に値する」
と、言い聞かせてみて下さい。

このことを十分に信じる事ができたなら、あなたは実質、無条件の自己受容を手に入れたことになります。


なぜ、無条件の自己受容が重要なのか？

それは、これがないと、人はしばしば自滅的な方向へと進んでしまうからです。
失敗や過ち、欠点を理由に自分を非難してしまいます。

人間である以上、これらはつきものなのです。

そしてさらに悪い事に、自分自身を非難した結果である憂うつや不安といった感情が、
また非難の対象となってしまうのです。

そうして、ますます自分を信じられなくなり、欠点や失敗に対して消極的になっていくのです。

この悪循環を断ち切るために、まず自分自身を非難する事をストップし、
ありのままの自分を受け入れるというプロセスが必要なのです。


この無条件の自己受容ができていると、自分のよくない行動は素直に認め、
何をしても、自分自身を非難することが、めったになくなります。
自分を傷つけるような自己評価はしなくなり、それが原因で動揺することもなくなるのです。




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