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プロフィール
HN:
まこさん
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1970/08/16
職業:
fromHEART代表
趣味:
居合道・フェレット
自己紹介:
こんにちは!
fromHEART代表
まこさんです。
ここでは、
ヒプノセラピスト・
ソーストレーナー・
心理カウンセラーのまこさんが、
日々の出来事や気づきについて書いていきます。どうぞよろしくお願いします。
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あなたが動揺した時には、
意識的・無意識的に非合理的・自己妨害的な考えを抱いている可能性が高いと言えます。

自分の望みや目標や理想を、絶対的な要求や命令に変えてしまっています。

以前も書きましたが、人が作り出しやすい要求は以下の3つです。

1)エゴ欲求
「私は自分のすることを絶対に成功させ認められなければならない。でなければ私は価値のない人間だ」

2)対人関係欲求
「他の人は私に対して思いやりを持ち、親切に公平に扱うべきだ。でなければ彼らはひどい人間だ」

3)環境欲求
「私を取り巻く環境は、いつでも私の望み通りであるべきだ。でなければ人生も世の中も最悪だ」


こうした尊大な欲求を、あなたがもっていたとしたら、それだけで理想を超えた水準になってしまいます。
このため、その欲求が満たされないと動揺してしまうのです。

あなたは自分自身で、自分を動揺させてしまっていることに、まずは気づいて下さい。


そして、これらの非合理的な考えに現実的・論理的・実利的に反論してみるのです。
非合理的考えに気づくことができたら、次のように考えてみて下さい。

現実的な反論:
   この大事な企画を必ず成功させなければいけないという根拠はどこにあるのか?
   失敗してしまう事で、なぜ私は価値のない人間ということになるのか?

論理的な反論:
   私がこれまで人を公平に親切に扱ってきたからといって、
   どうして人も私を同じように公平で親切に扱うべきという論理が成り立つのか?

実利的な反論:
   私は愛するすべての人からの愛情と承認を得なければいけないと信じ続けることは、
   私にとってどんな利益があるのか?


このように、自分の欲求や命令を探し出し、
それらが本当は何の中身もないことがハッキリ分かるまで、積極的・精力的に反論し続けて下さい。

また、一度自分の理想を誇大な要求に変えてしまうと、
事態を悪い方にばかり考える「最悪化」・「耐えられない症候群」・「自己・他者非難」・「過度の一般化」など、
苦悩を増加させる派生的な非合理的考えを作り出してしまいます。

ですが、このような派生的な考えは、比較的すぐに見つけることができるので、
繰り返しそれらに積極的に反論して下さい。


最悪化に対する反論:
   大事な企画に失敗してしまうことは、もちろん悪いことだけど、
   それは本当に最悪で恐ろしいことなのか?100%悪いとどうして言えるのか?

耐えられない症候群に対する反論:
   私はその人の愛を失うことを本当に耐えられないのか?この喪失は、私を死に至らせるのか?
   その愛を失う事で、今も今後も決して幸せになれないのだろうか?

自己・他者非難に対する反論:
   私のしたことは確かに悪いことだけど、そのことで私は完全に腐敗した非難されるべき人間になるのか?
   私のしたことで、どうしようもない悪者になってしまうのか?
   私は今後の人生で、一切の喜びを得てはいけないのか?

過度の一般化に対する反論:
   この大事なテストで失敗したからといって、どうして次のテストも失敗すると言えるのか?
   この仕事に関しては遅れてしまっているけど、どうして終わらせることができないと言えるのか?
   今後手がける仕事に関しても、遅れてしまうとどうして言えるのか?

合理化に対する反論:
   誰から拒絶されてもまったく気にしないというフリや、成功することが重要でないというフリをすることで、
   私はより良い人生を送ることができるのか?

このように反論してみて下さい。

もちろん、このような反論ができたからといって、
今後の人生においてまったく動揺しなくなる訳ではありませんし、永遠に幸せになる訳でもありません。

でも、そうしないよりは、ずっと素晴らしい人生になるでしょう。   
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悪い事には、たいていある程度よい面があります。

難しい問題は、解いていく過程が面白いのです。
恋愛に破れることは、他の新たな出会いや、もっと素晴らしい関係を得る機会を与えてくれます。
仕事をクビになることは、スキルを向上させ、より良い仕事を探したり、新しい職業への準備を促してくれます。

冷静に考えてみれば、どんな困難であったとしても、
その逆境への対処と変化を促進するような、健全な否定的感情(悲しみ・いらだち・不快感)を与えてくれます。

一方で、パニック・憂うつ・怒り・自己嫌悪・自己憐憫などの、不健全で自己妨害的な感情を持つという試練を与えてきます。

逆境は、決して楽しいこととは言えません。
しかし、それを正しく捉えれば、良いことをもたらしてくれます。
これは、自分を向上させ、その良くなった状態を維持する情緒的健康を獲得するまでの重要なプロセスの一つなのです。


催眠療法や前世療法は、誤解されることの多い療法です。

催眠を特別なものと考え、これを受ければ魔法のように困難が一掃され、自己実現を果たして幸せな人生を送ることができると期待している方が、まれにいらっしゃいます。

ですが、催眠は魔法でもなんでもありません。
催眠状態になる事で、原因を分析し、より良い考え方を身につけていく技術なのです。

これは、他の多くの心理セラピーにも同じ事が言えます。
本人の決意と努力の積み重ねに、カウンセラーのサポートが合わさって、変化していくのです。

例え催眠で、とても素晴らしい気づきがあったとしても、
それを実践していこうという気持ちがなければ、すぐに元に戻ってしまうでしょう。


このような「神秘的なものに対する期待」は、あなたの自助努力を妨害することがあります。

あなたの情緒・行動上の問題に対する魔法のような解決策など、まずありえないということを認識して下さい。

魔法の力を求めれば求めるほど、あなたは自分でやることを怠ってしまいます。

そうではなく、変化を起すために努力する事が必要なのです。

動揺のしやすさを自分で減らすことが出来るという確信を持ち、これを裏づけるための努力をするためには、
魔法や奇跡の力ではなく、自分自身の力で達成するという考えが必要なのです。

「神は自らを助くるものを助く」という言葉を実践するようにして下さい。







多くの場合、極端な考えや行動は、あまり良い結果をもたらしません。


極端なことが良い場合もあります。
例えば、特定の活動・仕事・趣味などに打ち込むことや、禁欲的であることなどは、
自分がその行為や自己制限を気に入っていれば、満足することができます。

極端な行動のすべてが悪いわけではありませんが、
多くの場合、極端に偏った考えや行為は、あなたの楽しみや喜びを奪います。

例えば、仕事に没頭しすぎて親密な人間関係などを含めた他の楽しみを欠いてしまうように。

エネルギー・時間・才能は限られているため、ひとつのことに極端に没頭すると、
必ずといっていいほど他の楽しみを奪われてしまいます。

また、辛い経験に見舞われた時、悲しみ・後悔・喪失感を覚えるのは適切な感情ですが、
極端な不安・憂うつ・自己嫌悪・怒り・自己憐憫は、役に立たないだけでなく、
困難に適切に対処できないようにさせ、無力にさせてしまう可能性があります。


これは楽観主義についても、同じことが言えます。

悲観主義は、憂うつ・絶望・無力感を導きますが、
極端な楽観主義も、現実に耐えられないという人々を非現実的にしてしまいます。

すべてのことが最善に終わるという極端な楽観主義は、多くの場合、幻滅や恐怖感をもたらします。
なぜなら、すべてのことが最善の結果に終わることなど、明らかにないからです。

人生には、どしゃぶりの雨が降ってくることが、よくあります。
それは望ましい事ではありませんが、それでも起きてしまうことなのです。

また、極端に非現実的な楽観主義は、現実的な心配や用心を消してしまう事があります。
例えばあなたが失業中に、すごく条件の良い仕事がもうすぐ転がり込んでくると「楽観」していたら、
あなたは就職のための現実的な努力を、どれだけするでしょうか?

このように、極端な考えや行動に陥ることは、多くの場合良いことではありません。


ではどうすればよいでしょうか?


2000年以上も昔にアリストテレスが指摘したように、両極端の間には中間的なやり方が存在します。
その方法をとれば、あなたは深刻な問題に陥らずに済みます。

心理学者ロバート・シュワルツによると、
65%の肯定的・楽観的思考と、35%の否定的・悲観的思考を併せ持っている人が、
比較的バランスのとれた平静な生活を送ることができるそうです。

また、現実主義は、極端な悲観主義と極端な楽観主義の間を行く、アリストテレス的な良い方法かもしれません。

現実的であるということは、人生の望ましくない側面を十分に認め、
それらを「悪い」あるいは「不愉快」だと捉え、それらを変化させようと動機づけすることです。

それらを変化させたり、逃げたり出来ない時には、残念に思ったり、がっかりしたりします。
決していい気分とは言えませんが、それでも健全です。


逆境に対して、いずれの方向にも過剰に反応する必要はありません。

逆境を無視したり、否定したり、本当は良いことだと無理に思い込んだりしてはいけません。
逆境を誇張したり、最悪なこととして捉えて、パニック・憂うつ・絶望に陥ってしまってもいけません。

逆境によって、あなたは鍛えられ、動揺しにくくなり、より効果的に対処出来るようになります。
これが中庸とバランスをとることの主な目的です。


中庸とバランスをとることで、自分の経験に対してより広い視野をもつことができるようになり、
選択肢を増やす事ができます。
物事に対して、両面あるいはすべての側面を捉えることを促します。

それは、あなたに新しい境地を開拓させたり、誰も踏み入れた事のない道を行かせたり、一編に偏らないようにさせます。


ただ、両極端の間でバランスをとることは、必ずしもあなたに向いていないかもしれません。
もっとオーソドックスな人生観に慣れていて、そちらの方が都合が良いと感じるかもしれません。

でも、その人生観がもつ限界についても考えてみていただきたいのです。
そして両極端のそれぞれが持つ欠点につきて考えられるくらい広い視野をもっていただきたいと思います。

そうすれば、おのずと中間を探ることができるようになるでしょう。

「できない主義」に苦しんでいる時、それをどのようにして克服していくのか。

具体的にはこの7つのステップを踏んでいく事になります。


1)「自分が望むものを手に入れるのは難しく、実際に何度も失敗している」という考えから、
  「自分が望むものを手に入れるのは不可能だ」という考えへの飛躍を、自分がしてしまっているということを確認してください。

  この二つの考えは、論理的にはつながりません。
  「難しい」ということが、「不可能」を意味する事はほとんどないのです。
  「難しい」ということは、「難しい」以上でも以下でもないということを認識して下さい。

2)「これは達成できない!いつまでたっても、決してできるようにならない!」という考えは、
  しばしば予言となることを理解して下さい。

  このような言葉を口にすると、無意識のうちに「できないことを達成しよう」とします。
 
  物事を早い段階であきらめて、「やっぱりできなかったんだ」という、
  予言が当たった事に対する満足感を得る事で、自分の心を安心させてしまうのです。

  小さな安心感を求めるために、自分から失敗の道を選択してしまうことになってしまうのです。

3)多くの場合、いきなり目標が達成されることは、ほとんどないということに気づきましょう。

  例えば、あなたが小説を書いて出版社に持ち込んだとしても、
  それがいきなり一流の出版社に受け入れられる確率は、
  ゼロということはありませんが、かなり低いはずです。

  また、「欠点のない完璧な人間になる!」というような、できないこともあります。

  それでも、自分の感情・思考・行動は変えることができます。

4)どんなことであっても、いずれは変化するということを理解しましょう。

  一見変わっていないように見える山でも、長い年月の間に少しづつ形を変えていきます。
  あなたも、20年前のあなたと比べてみれば、いろんな事が変わっているはずです。

  「自分は変わることができない」と言っている人も、実際は変わってきたし、これから変わることもできるのです。
  

5)変化は何もしなければ起きません。
  自分で考え、努力するからこそ、変化は起きてくるのです。

  絶対とは言えないかもしれませんが、思考と努力を続けることで、成功の確率はかなり高くなるでしょう。

6)自分を変えるための努力をしないで、「私はきっと変わる」と考えたら要注意!

  自分を変えると決意し、そのための知識を獲得し、その努力を継続していくこと。
  そのような意志力があって、はじめて変化は起こるのです。

  「私は変わる」と自分や人に言うことは、単なる決意表明にすぎず、
  努力の伴わない宣言は、空しい約束にしかなりません。

7)あなたは、最悪であってはいけないと思い込むことで、自分を不必要に動揺させてしまったり、
  動揺することで、さらなる動揺を引き起こしたりします。

  ですが、そう命じているのは自分自身だと理解して下さい。

  確かにあなたは、動揺しやすく生まれ育っています。
  ですが、同時に、それを取り除こうとする建設的な意志も持っています。
  その資質を活かして下さい。

自分の情緒を安定させたいと思うのなら、「自分が変われることを信じる」ということは、とても重要です。

何度か動揺を取り除くことができたとしても、別の場合では、破滅的に考え、行動する事もあるでしょう。
そんな時は、上手くいった時のことを思い出し、自分にはそれが出来るのだと思い直してください。

一度身についたことは習慣になります。
一度、車の運転や外国語を話す事ができると、たいていはそれを維持することができます。
これらの能力を完全に失う事はめったになく、ある程度練習すれば、元の水準に戻す事ができます。

同じように、パニックや不安・憂うつ・自己嫌悪・怒りといった感情を減らすことも、
一定の期間練習を続ければ、動揺しない習慣を身につけることができます。

以前、自分がどのようにして安定させたかが分かっているので、再びできるという自信があります。
どのようにして、それを減らしていけるか、考えることができるようになります。

そうして、動揺しにくい体質にすることができるのです。
  
  
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