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プロフィール
HN:
まこさん
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1970/08/16
職業:
fromHEART代表
趣味:
居合道・フェレット
自己紹介:
こんにちは!
fromHEART代表
まこさんです。
ここでは、
ヒプノセラピスト・
ソーストレーナー・
心理カウンセラーのまこさんが、
日々の出来事や気づきについて書いていきます。どうぞよろしくお願いします。
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損得分析とは、
ある行為に対して一方的な立場をとって、それに依存してしまうような有害な結果を招く代わりに、
その行為の良い側面と悪い側面の両方を考慮することです。


それが自滅的な行為だと「分かっていながら」その行為を続けてしまうような場合、
その行為の良い側面だけに着目し、有害な側面を無視していると考えられます。

そして「この行為を変えるのは難しすぎる!」「変えることなんて出来ない!」と思っているのです。


例えば、飲酒・喫煙・賭博などが「良くないこと」だと「分かっていて」、
それをやめようと何度も決意しながら、あいかわらず続けてしまうとします。

なぜこのような自滅的な行為をしてしまうかというと、
このような有害な行為を行なっている時は、目の前の充足感にだけ注目して、
その後に起きる害については考えることを避けているからです。

飲酒・喫煙・賭博の楽しみという良い側面にだけ集中して、
健康被害・周囲の人からいやがられる・依存症に伴う危険などの悪い側面については考えないようにしているのです。

このような場合は、損得分析を行なうことで、考え方のバランスを取ってみることです。


まずは、享楽的な行為を現実的な悪い側面と結びつけて考えます。

そして、ある程度時間をかけて、自分の行為に関連した明らかな害を書き出します。

悪い側面を書き出したら、毎日最低10分間は、その行為がもたらす有害な影響について考えます。
これらのコストについても考えてみましょう。

同時に、その行為をしないことのメリットについても考えてみます。

望ましくない行為をやめることの利点と、その行為を続ける事の苦しみとを、
時間をかけて書き出していきます。

出来上がった二つのリストについて積極的に考えてみて下さい。
できればこのリストの悪い面に関して苦しんだ人の実例を思い浮かべてみて下さい。
自分以外の人と話し合ってみるのも良い方法です。

自分の悪習を無視したり、否定したりするために、自分に何か言い聞かせているものはありませんか?
それを見つけることができたら、そこにある非合理的な考えに反論して下さい。


このようなステップを踏む事によって、
自滅的な行為に対する衝動を、自分自身でコントロールできるようになるでしょう。





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催眠療法は、イメージの療法です。
人はイメージする事で、現実の感情や行動に変化をもたらすことが出来ます。

例えば、人前で話したり、スポーツしている場面をイメージトレーニングすると、
実際に練習した時と同じくらいの効果があがることは、よく知られています。

不安や心配に思っていること、例えば就職の面接で失敗してしまうのでは、と思っていたとしたら、
面接で上手く答えて、好意的な印象を与えた場面をイメージする事で、不安を軽減することができます。


このように、積極的に努力して良い結果を出そうとしたり、不安を取り除こうとしてイメージを使うのは、
とても効果的で良いことです。

ですが、その背後に否定的な感情があると、すぐに元に戻ってしまう場合があります。

イメージワークで表面的に変わることができたとしても、

「絶対に成功しなければいけない!そうでなければ最悪だ!」
「今、上手くいったとしても、もし後で失敗するようなことがあったらどうしよう?」

という考えがあれば、
イメージの力で一時的に気分が高揚したとしても、根本的な解決にはならないのです。

fromHEARTの催眠療法は、この根本的な考えに焦点をあてて、反論し受け入れられるようにしていく事を目的に誘導していますが、
セッションの時だけではなく、普段から否定的な考えに反論していく事が大切です。

成功や他者の承認で勝ち取ろうとする根本的欲求に反論し、それを捨てられるように努力して下さい。

そうすれば、セラピーの効果を何倍にも感じていただけるでしょう。









時にポジティブ思考とも呼ばれる自己声明は、何千年も前からつかわれてきました。

特に、自己暗示の提唱者であるエミール・クーエの「私はすべてのことにおいて日に日に向上している」
という声明文は有名です。

これらのポジティブ思考は、時によっては明らかに有効です。
自分のスローガンを作ることによって、社会的な成功を遂げたり、様々な病を克服した人はたくさんいます。


ですが過剰なポジティブ思考は、時にあなたの成長を阻害してしまいます。

あまりに楽観的で非現実的すぎる自己声明は、
かえって幻滅を招き、自助的な手段をあきらめさせてしまいます。

自己声明は、現実的で合理的なものであることが望ましいのです。


では、合理的な自己声明を作るためには、どうすればいいのでしょうか?

それには、自分の非合理的考えに反論し、効果的な新しい考えを考え出し、それらを基に対処的声明を作る必要があります。


あなたの期待に反して、自分の仕事が低く評価された場合を例にとって、考えてみましょう。


A(逆境):仕事で低い評価を受ける

B(非合理的考え):こんな評価を受けるなんて、自分はなんてダメな人間なんだ・・・
            最悪だ。私はなんて無能なんだろう・・・。

C(不健全な結果):不安と憂うつに陥る。

D(反論する):こういう評価を受けてはいけない理由はあるのか?
         これは本当に最悪なことなのか?
         どうしてこのことで、無能でダメな人間ということになるのか?

E(効果的な新しい考え):悪い評価は受けない方がいいけれど、受けてはいけない理由もない。
                仕事で成功したこともあるから、この1回の評価でダメ人間ということはない。
                今回は能力不足で、このような評価になってしまったけれど、
                能力は磨くことが出来る。最悪でも惨めでもない。


このような、効果的で新しい考えに到達することができれば、
次にそれを言い換えることで、様々な合理的な自己声明をつくることができます。

例えば、

1)仕事で悪い評価をうけることは望ましくないけれど、悪い評価を受けてはいけないということはない。

2)人生で悪い評価を受けるなどの不都合なことは起きるけど、どれも最悪ということはない。

3)ある期間、仕事が上手くいかなかったからといって、自分が無能な社員ということにはならない。

4)仕事が上手くできない人は悪い人なのではなく、自分が望むほどには出来ていないだけである。

5)悪い評価を受けることは望ましくないけれど、それに耐える事はできるし、
  自分の生活を楽しむこともできる。
  例えクビになったとしても、人生がひどく惨めになるということはない。

これらの自己声明は、非合理的な考えに対する反論から導かれています。
このような声明は、現実的で、論理的で、きっとあなたの役にたつでしょう。


自己声明を作った時に、注意していただきたいのは、
現実的ではあっても、新しい考えではない場合があるということです。

1)悪い評価を受けた時に、私はこの仕事に向いていないし、向上することもないと思ったけれど、
  今考えてみると、将来的にはきっと向上していく気がする。

2)上司は私に偏見があって悪い評価をしたと思っていたけれど、そうではなかったと思える。
  もしかしたら、自分が思っていたよりも本当に悪い出来だったかもしれない。
  自分を変えようと努力すれば、もっと良い仕事が出来るようになるだろう。

このような自己表明は、的確で役に立つかもしれませんが、
2つの自滅的考えが隠れています。

ひとつは、「将来的に上手くできるようになる」という考えの背後には、
「もしそれで向上しなかったら、私は間違いなく無能な人間だ。」という考えが残っています。

また、「上司が偏見をもっている」という考えは、上司があなたに対して偏見をもっていなくて、
実際に仕事が悪かったとしたら、本当に無能だと考える可能性があります。
もし、上司があなたに偏見を持っていたとしたら、ろくでもない上司だと結論することも考えられます。

このような対処法は、自己非難や他者非難という、あなたの根底にある考えを変えてはいません。

自滅的な考えに反論し、考えを変えていかなければ、一時的に気持ちが楽になる事はあっても、
次に同じような逆境があった時に、効果的に対処することができないのです。


楽観的で非現実的な声明は、時には効果的かもしれません。
ですが、同時に多くの害もあるということを認識して、
効果的で、論理的な自己声明をつくれるように、練習をしてみて下さい。



fromHEARTでは、年に数回ですが、ニュースレター「HEART to heart」を発行しております。

誠のコラムや悠未の今月のボトルコーナー、イベント報告や最新セミナー案内、
新月のアファーメーション情報など、盛りだくさんな内容をお届けしております。

その最新号が完成いたしましたので、昨日、fromHEART会員様に郵送させていただきました。

早ければ今日、遅くても明日・明後日くらいには届くと思いますので、お楽しみに♪


ニュースレターが届かないという方は、天使カードの有効期限がきれている可能性がありますので、
ぜひまたfromHEARTにお越し下さいね。


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http://fromheart.livedoor.biz/archives/50969912.html


今後ともfromHEARTをよろしくお願いいたします。

あなたが動揺した時には、
意識的・無意識的に非合理的・自己妨害的な考えを抱いている可能性が高いと言えます。

自分の望みや目標や理想を、絶対的な要求や命令に変えてしまっています。

以前も書きましたが、人が作り出しやすい要求は以下の3つです。

1)エゴ欲求
「私は自分のすることを絶対に成功させ認められなければならない。でなければ私は価値のない人間だ」

2)対人関係欲求
「他の人は私に対して思いやりを持ち、親切に公平に扱うべきだ。でなければ彼らはひどい人間だ」

3)環境欲求
「私を取り巻く環境は、いつでも私の望み通りであるべきだ。でなければ人生も世の中も最悪だ」


こうした尊大な欲求を、あなたがもっていたとしたら、それだけで理想を超えた水準になってしまいます。
このため、その欲求が満たされないと動揺してしまうのです。

あなたは自分自身で、自分を動揺させてしまっていることに、まずは気づいて下さい。


そして、これらの非合理的な考えに現実的・論理的・実利的に反論してみるのです。
非合理的考えに気づくことができたら、次のように考えてみて下さい。

現実的な反論:
   この大事な企画を必ず成功させなければいけないという根拠はどこにあるのか?
   失敗してしまう事で、なぜ私は価値のない人間ということになるのか?

論理的な反論:
   私がこれまで人を公平に親切に扱ってきたからといって、
   どうして人も私を同じように公平で親切に扱うべきという論理が成り立つのか?

実利的な反論:
   私は愛するすべての人からの愛情と承認を得なければいけないと信じ続けることは、
   私にとってどんな利益があるのか?


このように、自分の欲求や命令を探し出し、
それらが本当は何の中身もないことがハッキリ分かるまで、積極的・精力的に反論し続けて下さい。

また、一度自分の理想を誇大な要求に変えてしまうと、
事態を悪い方にばかり考える「最悪化」・「耐えられない症候群」・「自己・他者非難」・「過度の一般化」など、
苦悩を増加させる派生的な非合理的考えを作り出してしまいます。

ですが、このような派生的な考えは、比較的すぐに見つけることができるので、
繰り返しそれらに積極的に反論して下さい。


最悪化に対する反論:
   大事な企画に失敗してしまうことは、もちろん悪いことだけど、
   それは本当に最悪で恐ろしいことなのか?100%悪いとどうして言えるのか?

耐えられない症候群に対する反論:
   私はその人の愛を失うことを本当に耐えられないのか?この喪失は、私を死に至らせるのか?
   その愛を失う事で、今も今後も決して幸せになれないのだろうか?

自己・他者非難に対する反論:
   私のしたことは確かに悪いことだけど、そのことで私は完全に腐敗した非難されるべき人間になるのか?
   私のしたことで、どうしようもない悪者になってしまうのか?
   私は今後の人生で、一切の喜びを得てはいけないのか?

過度の一般化に対する反論:
   この大事なテストで失敗したからといって、どうして次のテストも失敗すると言えるのか?
   この仕事に関しては遅れてしまっているけど、どうして終わらせることができないと言えるのか?
   今後手がける仕事に関しても、遅れてしまうとどうして言えるのか?

合理化に対する反論:
   誰から拒絶されてもまったく気にしないというフリや、成功することが重要でないというフリをすることで、
   私はより良い人生を送ることができるのか?

このように反論してみて下さい。

もちろん、このような反論ができたからといって、
今後の人生においてまったく動揺しなくなる訳ではありませんし、永遠に幸せになる訳でもありません。

でも、そうしないよりは、ずっと素晴らしい人生になるでしょう。   
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