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プロフィール
HN:
まこさん
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1970/08/16
職業:
fromHEART代表
趣味:
居合道・フェレット
自己紹介:
こんにちは!
fromHEART代表
まこさんです。
ここでは、
ヒプノセラピスト・
ソーストレーナー・
心理カウンセラーのまこさんが、
日々の出来事や気づきについて書いていきます。どうぞよろしくお願いします。
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人間には、逆説的な側面があります。

例えば、自分の動揺を取り除こうと必死になると、いっそう動揺することがあります。

パニックになった時、「パニックになるべきではない!パニックになるなんて最悪だ!」
と強く思い続けていると、ますますパニックは悪化して、持続します。

これらの非合理的考えの中には、パニックが最悪なことで、自分をコントロールすることができず、
パニックが続く事で不都合なことや恐ろしい事が起きてしまうという考えがあります。

さらに、「パニックになることでさらにパニックに陥る」という二次的な不安は、最初の動揺をさらに悪化させます。

そして、自分の感情にとらわれることによって、効果的な対処が出来なくなるのです。


逆に、もし自分のパニックを逆説的に捉える事が出来れば、
そこから気をそらすことができ、効果的に対処することができます。

たとえパニックが続いたとしても、大惨事が起きるわけではないと信じることができます。

例えば、
「パニックはある意味ではワクワクするようなことで、自分が生きていると実感できる。
 それは自分の感情経験の幅が広いということだし、パニックを通じて貴重な考察も得られる。」
と、自分に言い聞かせ、本当に信じるのです。

このように考えると、

1)自分のパニック感情から気をそらすことができます。

2)そのパニックを楽しむことすら可能になります。

3)悪い結果ばかりを想像する事が少なくなります。

4)このパニック状態に対処できれば、他のどんな逆境にも対処できるということに気づけます。

逆説的思考法や介入を行うと、なんでも悪いほうに考えることは止め、
現実的な問題や情緒的な問題の解決のほうに集中できるようになります。

逆説的に考えることは、他の場合だったら考えもしないようなリスクを冒してみる可能性を検討する機会になります。


ただし、この方法は自助的な意図があるということを十分に理解して行なう事が必要です。

例えば、対人関係で失敗する事を恐れているという人が、わざと嫌われるように振舞ってみるという方法があります。
これは、拒絶される事の「恐ろしさ」というとらわれから解放し、人から受け入れられようという努力を継続させる意図で行なうものです。そして拒絶される事で、恐ろしい事が起きるわけではないということに気づくこともできます。

ですが、このような意図を理解せず、単に嫌われるような行いをしていてはどうなるか・・・。


逆説的介入法は実験的に試してみるのがいいかもしれません。
自分に合うように調整してみて、もし効果がないようでしたら、やめることも必要です。
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