逆ロールプレイ技法

ロールプレイ技法は、問題を引き起こしている人の役を協力者に演じてもらい、
その人とのやり取りの中から、思い込みを発見するという方法でした。

逆ロールプレイは、あなたの思い込みや不健全な非合理的考えを、より健全な合理的考えに変えるのに効果的です。


まず協力者に、あなたの思い込みをひとつ伝えます。
その考えを頑なに信じてゆずらない、あなた自身を演じてもらうのです。

そして、あなたはその考えをあきらめさせようと反論します。

相手は、そう簡単には考えを変えませんので、様々な方法で反論してみて下さい。


非合理的な思い込みを持つあなたと、合理的に反論するあなたの対話を擬似的に行なってみるのです。
これは、あなたが自分の非合理的な考えに反論するとても良い練習になるでしょう。

力強く反論するうちに、あなたは自分の考えがいかにおかしいかということが分かってきて、
どれだけバカバカしくその考えにしがみついているかが見えてきます。

また、あなたの協力者や第三者に、あなたの反論の仕方を批評してもらい、
より効果的な反論の仕方を提案してもらうと良いでしょう。


このような練習をすることで、あなたは自分自身の思い込みに、
より効果的に反論できるようになるでしょう。