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プロフィール
HN:
まこさん
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1970/08/16
職業:
fromHEART代表
趣味:
居合道・フェレット
自己紹介:
こんにちは!
fromHEART代表
まこさんです。
ここでは、
ヒプノセラピスト・
ソーストレーナー・
心理カウンセラーのまこさんが、
日々の出来事や気づきについて書いていきます。どうぞよろしくお願いします。
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ヒプノセラピーのホームページには、
僕が初めてヒプノセッションを受けた時の体験談を載せてありますが、
その後も、何度かヒプノを体験しています。

今日はその中の一つ、過去生退行セッションをご紹介。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


リラクゼーションの誘導の後、
過去生へ導かれて、最初に浮かんできたのは、大きな満月とススキ野原でした。

僕は感覚タイプなので、普段はあまりハッキリとしたイメージは浮かんでこないのですが、
この時はまるで花札の絵のようなまんまるの月と、風にざわめくススキが瞬間的に浮かびました。

その月を背景に、黒い人影が二つ。

一人は僕。旅の僧侶の格好をしています。

もう一人は着流しの浪人。血のべっとりとついた刀をぶら下げています。

足元には、浪人に斬られたであろう犬が、横たわっています。

僧侶「なぜこのようなむごい真似をする!」

浪人「武家が刀の試し切りをして何が悪い!」

このような言い争いをえんえん繰り返しますが、
相手はまったく聞く耳をもとうとしません。

いい加減疲れたところで、次の場面へ。


そこはお寺のお堂でした。
一心不乱に仏様に祈る僕がいます。たったひとりで。他には誰もいません。

心中では、あの浪人の事を考えています。

「なぜ、あの浪人には命の大切さが分からないのだろう。
 自分の力不足で彼に伝える事ができなかった。自分はなんと無力なのだろう。」

そんな事を思っています。

そして、次の場面に誘導されると、
またあのススキ野原にやってきました。

前回は分からなかったのですが、今回は何故かすぐにピンときました。

この浪人が自分の弟であることを。

そして自分は、元々は武士の家に長男として生まれたのですが、
殺伐とした武家社会に嫌気がさして、仏の道に入ったのです。

そして、修行の旅を続けるうちに、このような形で弟と再会したのでした。

自分が捨てた武家の嫌な部分を、
弟という身近な存在にまざまざと見せ付けられた悲しみ、
そして、こんなに近しい存在にさえ、自分の思いを分かってもらえない、伝えられない、
そんな悔しさと無力感を感じていました。


そして次の場面。

またもや、先ほどと同じお寺の場面にやってきました。

前回と同じように仏様に祈る僕の姿がありましたが、少し年をとったようです。

そしてもっとも大きな違いは、
今度は一人ではなく、大勢の僧侶達も一緒に祈っています。

どうやら僕のお弟子さん達のようです。

そこで、僕は思います。

「弟には、わかってもらう事ができなかったけど、
自分の考えに賛同してくれる人たちがこんなにもたくさん居てくれる。

この人たちがまた、いろんなところへ行って自分の考えを伝えてくれれば、
それで救われる人が、もっともっとたくさん居るに違いない。

自分のしてきた事は間違いではなかったし、無力ではなかったんだ。」


そして、その後浮かんできたハイアーセルフの姿は、
まさに自分が祈り続けてきた仏様そのものでした。

その時のいただいたメッセージです。

「どんなに言葉をつくしても、どんなに心をくだいても、伝わらない人は確実に存在する。

 でも、あなたの言葉で救われる人がいるのなら、そういう人にこそ、心を尽くしなさい。

 伝わらない人を気にするのではなく、伝えるべき人に心を向けなさい。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


このセッションをしてもらった当時は、ヒプノの勉強をしている頃でしたが、
まだ仕事にはしていませんでした。

今あらためて振り返ってみると、結構いまの仕事に通じるものがありますね。

ヒプノセラピーやカウンセリングはとても素晴らしい技術ですが、
だからといって、それですべての人を救えるとは思っていません。それはおこがましいと思います。

セラピストとクライアント様との相性もあると思いますし。
(例えば、男性恐怖症の女性などは、僕ではなく女性セラピストの方が適任だと思います。)

考え方や方法論が合わないということもあるでしょう。

でも、少なくとも、それで救われたと感じてくださる人が居るのなら、
そういう人たちのためにこの技術を使いたい。

そこに僕の存在理由もあるのでしょう。

そんな風に思えるようになったキッカケとなった、思い出深いセッションでした。
 

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